川崎市川崎区の保育園一次倍率(2017年/平成29年度版)

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この記事では、神奈川県川崎市の川崎区が公開した2017年(平成29年)4月の保育所等利用申込・利用調整結果状況(一次利用調整)の倍率をご紹介します。

かつて保育園激戦区と呼ばれた川崎市。現在の待機児童数は驚異的な少なさを誇るようで、2015年4月度にはついに待機児童ゼロ人を達成しています。でも、保育園探しをした人ならみんなわかってると思いますが、この待機児童ゼロは数字のマジックです。

なので、川崎市の保育園の激戦度合いを知るには、「何人が申し込んで、何人が入園できたか」という競争率を見ていただくのが手っ取り早いと思います。

2017年4月に川崎市の認可保育園に入った人と応募者数をもとに算出した、川崎市川崎区の保育園倍率情報をご紹介します。なお、川崎区内の地区(川崎・田島・大師)ごとに分けたの倍率もあります。

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川崎区の認可保育園の倍率は7.3倍?

2017年(平成29年)4月入園の川崎市川崎区の認可保育施設の一次募集の内定数は全年齢(0歳児から5歳児)の合計で842人でした。これは46の施設(保育園・保育ママ・認定こども園など)の合計です。在籍児童の進級はカウントしてません。

2017年4月入園児には、に6,184名が応募したうち、たった842名しか入れなかったので、競争倍率は7.34倍となりました。7人に1人も入れないということです。ただし、川崎市の公表している応募数は複数の園に希望を出した人の累計数です。1人3園以上に併願しているはずなので、実倍率はもっと低いはずです。この記事では実際に希望を出した人数(重複を除いた人数)は触れていません。

一人複数の園に応募しているという前提での川崎市川崎区の保育園の年齢別の競争率(2017年4月)は以下の通りでした。

  • 0歳児…5.6倍(内定286人に申請1606人)
  • 1歳児…7.5 倍 (内定339人に申請2554人)
  • 2歳児…12.2 倍 (内定90人に申請1102人)
  • 3歳児…7.1 倍 (内定94人に申請664人)
  • 4歳児…7.6 倍 (内定28人に申請212人)
  • 5歳児…9.2 倍 (内定5人に申請46人)

全体では、申請6,184人に対して内定842人、倍率は7.34倍です。最後のほうで述べますが、前年2016年4月入園よりも、内定者は増えたものの、倍率は前年度の5.8倍から大幅に増加(競争率が激化)しています。

すごくざっくりと言うと、ほぼすべての園の内定者数はヒトケタです。また、二桁の内定者が出るところは、大きいだけあってそれなりに応募者も多いので、3-6倍くらいの競争率(平均よりちょっと少ない程度)です。ひどいところでは、120名応募して6名内定(競争率20倍)なんてところもあります。

続いて、川崎区の地域ごとの倍率を見てみましょう。

川崎区川崎地区の保育園倍率は平均7.9倍

川崎区の川崎地区には約20の認可保育施設があります。年齢別の倍率は次の通りです。引き続き1人複数の園に併願しているという前提での倍率なので、実際はここまでひどくはありません。

  • 0歳児 … 6.4 倍 (内定 150 人に申請 956 人)
  • 1歳児 … 7.7 倍 (内定 177 人に申請1357 人)
  • 2歳児 … 15.6 倍 (内定 36 人に申請 561 人)
  • 3歳児 … 7.4 倍 (内定 41 人に申請 302 人)
  • 4歳児 … 8.5 倍 (内定 12 人に申請 102 人)
  • 5歳児 … 6.0 倍 (内定 4 人に申請 24 人)

川崎区大師地区の保育園倍率は平均7.8倍

川崎区の大師地区には約14の認可保育施設があります。倍率は次の通りです。引き続き1人複数の園に併願しているという前提での倍率です。

  • 0歳児 … 5.0 倍 (内定 98 人に申請 492 人)
  • 1歳児 … 9.1 倍 (内定 92 人に申請 839 人)
  • 2歳児 … 13.4 倍 (内定 27 人に申請 361 人)
  • 3歳児 … 8.2倍 (内定 28 人に申請 230 人)
  • 4歳児 … 6.4倍 (内定 11 人に申請 70 人)
  • 5歳児 … 22.0 倍 (内定 1 人に申請 22 人)

川崎区田島地区の保育園倍率は平均5.3倍

川崎区の田島地区には約10の認可保育施設があります。倍率は次の通りです。こちらも引き続き1人複数の園に併願しているという前提での倍率です。

  • 0歳児 … 4.2 倍 (内定 38 人に申請 158 人)
  • 1歳児 … 5.1 倍 (内定 70 人に申請358 人)
  • 2歳児 … 6.7 倍 (内定 27 人に申請 180 人)
  • 3歳児 … 5.3 倍 (内定 25 人に申請 132 人)
  • 4歳児 … 8.0 倍 (内定 5 人に申請 40 人)
  • 5歳児 … 応募なし

川崎市川崎区の保育園の競争率、前年度との比較

倍率のデータというのは、単年で見ても、見える情報は限られてきます。

子育てジャパンでは、昨年度も同様な集計を行っています。

川崎市川崎区の保育園一次倍率(2016年/平成28年度版)
この記事では、神奈川県川崎市の川崎区が公開した2016年4月の保育所等利用申込・利用調整結果状況(一次利用調整)の倍率をご紹介します。 かつて保育園激戦区と呼ばれた川崎市。現在の待機児童...

川崎区の保育園の倍率の情報を、昨年度のデータと比較すると、次のようなことがわかりました。

  • 内定者数:781名→842名 (61名増加)
  • 応募人数:4,528名→6,184名 (1,656名増加。ただし、延べ人数なので参考値)
  • 倍率:5.8倍→7.8倍

定員が前年度から8%くらい増えたのだけど、より多くの応募人数が30%くらい増えたので、激戦度合いが激しくなりました。

一般的に最激戦区といわれている1歳児クラスは内定者数6%の増加に対して25%ほどの応募者数増加で、供給不足の状況です。しかし、特に注目すべきは、2歳児と0歳児の応募人数の増加です。定員(内定者数)はどちらも前年から15%くらい増えているのだけど、応募者数はどちらも1.6倍ほど増えています。

考えられるのは、1歳児クラスに入るのが難しいから、0歳児のうちに保育園に入れようとした人がどんどん増えているということです。近いうちに、0歳児クラスの倍率も1歳児クラスと大差なくなるでしょう。

2歳児クラスの競争が激化し続けているのは、よくわかりません。ただ、2人目を妊娠して休職した人が、0歳児と2歳児に同時に預けようとしているのでしょうか。

おわりに:この記事のデータについて

この記事のデータは川崎市がPDF形式で公開している川崎区各地域の保育園の一次募集の調整後申請数と実際に内定を出した数の一覧表を、当方が手作業で集計して、年齢別・地域別の倍率を算出しています。

元データはこちらです。

川崎区の認可保育所等の利用調整結果(PDF)

http://www.city.kawasaki.jp/450/cmsfiles/contents/0000030/30624/01kawasaki-itiziriyouchouseikekka.pdf

情報を掲載しているページ

・平成29年4月の保育所等の利用調整に関する申込数及び内定数を掲載します。
・申込数は、利用を希望されている児童の延べ申込人数です。
・内定数は、新規の入所予定数です。

この記事で紹介した倍率は、定員若干名の家庭的保育施設から定員150名の大規模保育園、そして0-2歳向け、1-5歳向けなど、様々な園のデータを一緒くたに集計したものですので、実態とは隔たりがあることをご承知おきください