この記事では、大阪府の待機児童数ワーストランキング2017年版を公開しています。大阪府が公開した保育園の待機児童数情報をもとに、大阪府の全市町村の待機児童数のワーストランキングを作成しました。
【注意】2018年に公開していますが、1年以上前の2017年4月の情報です。最新版2018年度のワーストランキングはこちらから。
大阪府が公開した「保育所等待機児童等の状況について」という情報をもとに、大阪府の待機児童数ワーストランキングを作成しました。http://www.pref.osaka.lg.jp/kosodateshien/hoikusyo-taikijidou/
なお大阪府の場合の待機児童情報を公開する管轄は、福祉部子ども室子育て支援課 認定こども園・保育グループというようです。
2017年度、大阪府待機児童数ワーストランキング1位〜10位
簡単にランキングを列挙していきます。
- 1位:大阪市…325人
- 2位:吹田市…124人
- 3位:豊中市…121人
- 4位:東大阪市…106人
- 5位:八尾市…63人
- 6位:茨木市…58人
- 7位:和泉市…56人
- 8位:守口市…48人
- 9位:大阪狭山市…46人
- 10位:島本町…37人
ワースト3位までは昨年度と全く同じ結果となりました。ただし、大阪市では前年比で50人以上待機児童を増やしているのに対し、吹田市と豊中市では100人程度待機児童数を減らしています。また、前年度147人でワースト4位に位置していた茨木市は89人も減らしてワースト6位まで下がっています。保育所等を9つ前年から増やして定員を増やしているのが効いたようです。
2017年度、大阪府待機児童数ワーストランキング11位〜23位
続いて待機児童数ワースト11位から23位までの(待機児童が1名以上いた)自治体です。待機児童数が同じ場合、子どもの数が多い自治体(保育所など利用児童数が多い自治体)を上においています。
- 11位:摂津市…34人
- 12位:堺市…31人
- 13位:富田林市…29人
- 14位:岸和田市…23人
- 15位:交野市…18人
- 16位:門真市…17人
- 17位:箕面市…16人
- 18位:柏原市…12人
- 19位:枚方市…9人
- 20位:藤井寺市…4人
- 20位:忠岡町…4人
- 22位:四條畷市…3人
- 23位:大東市…2人
- 23位:泉大津市…2人
- 23位:阪南市…2人
いずれも前年度と大幅に増減した自治体は少ないです。11位〜13位の摂津市、堺市、富田林市は10〜20名程度待機児童数を増やしており、15〜16位の交野市と門真市は20名前後の削減に成功しています。
2017年度、大阪府待機児童数ワーストランキング26位(待機児童数0)
以下に挙げる18の自治体は待機児童数が0だったので、全てワーストランキング26位タイです。
- 26位:高槻市…0人
- 26位:寝屋川市…0人
- 26位:泉佐野市…0人
- 26位:松原市…0人
- 26位:羽曳野市…0人
- 26位:貝塚市…0人
- 26位:池田市…0人
- 26位:河内長野市…0人
- 26位:高石市…0人
- 26位:熊取町…0人
- 26位:泉南市…0人
- 26位:河南町…0人
- 26位:太子町…0人
- 26位:田尻町…0人
- 26位:岬町…0人
- 26位:豊能町…0人
- 26位:能勢町…0人
- 26位:千早赤阪村…0人
高槻市、寝屋川市、泉佐野市、松原市、羽曳野市、貝塚市、池田市、河内長野市、高石市 、熊取町、泉南市は1000人〜4000人程度の保育園利用者がいる大きな自治体だけれど待機児童0人、残りの自治体は300名未満の保育園利用者で待機児童0人です。利用者数で比べると、高槻市はワースト2-3位の吹田市・豊中市とほとんど同じ規模です。
2017年度大阪府待機児童数のまとめ
2017年度4月時点の大阪府の待機児童数は1,190人でした。これは前年度比で244人の減少です。2017年は待機児童の定義が、育休延長をされた方などをめぐり曖昧だったことがあるため、2018年度の結果はまた違ったものになるかもしれません。
(記事公開時、誤って2017年度の待機児童数合計が1,837名と記載していました。訂正します。他の数字は全て正しいのに何故か合計だけ誤った数字を記載していました)