この記事は、東京都で認可保育園に入るための活動(保活)をされている方向けに、認可保育園の保育料はいったい幾らくらいなのか、という疑問について図を交えてわかりやすく説明します。(東京の保活シリーズ全7回の第6回です)
東京都の認可保育園の入り方のまとめ第6回です。(他の記事については目次のページをご覧ください)
認可保育園の選考基準に続き、認可保育園の保育料が幾らかかるかについてご説明します。認可保育園以外に、参考情報として認証・無認可保育園の保育料についても触れています。
認可保育園の保育料って毎月幾らかかるの?
認可保育園の場合、私立・公立に関係なく、保育料は役所に払います。社会福祉の観点から、世帯収入によって保育料が決まります。
端的に言うとこうなります。金持ちの保育料は高く、庶民の保育料は安いです。
単純化のために金持ち・庶民と書いたけれど、正確には納税額が高いと保育料が高くなります。
また、小さい子どものクラスは手がかかる(先生が多い)ため、同じ認可保育園でも保育料は高くなります。3歳未満、3歳、4歳以上という区切りが多いようです。成長に伴って年々安くなるとも言えます。
自治体によっては、複数の子どもがいると割引になったりすることもあります。2人目は半額とか、3人目から無料とか、自治体によってかなり扱いが異なります。
市区町村によって納税額と保育料は変わってくるようだけど、3歳未満児1人の月額保育料は、納税額1万円未満だと、保育料月額は1万円以下、100万円くらい税金払う富裕層だと保育料月額が7万円くらいです。
2015年度以前は所得税をもとに保育料を算出していたけど、2015年度途中から住民税を使って保育料を算出することにになったようです。
所得税は、住宅取得などで控除額が増えるけれど、保育料算出において、住宅所得控除や株式取得控除は考慮されないようです。
参考:認証保育園の保育料について
東京都が認定している認証保育園は、私立でそれなりに保育料が高いはずなのだけど、東京都が公的資金の支援をしています。そのため、それなりに保育料が安いです。
東京の認証保育園の保育料は、保護者の所得に関係なく一定です。だいたい月額7万円未満というところが多いようです。所得が高い人の場合、認証保育園の保育料の方が認可保育園より安いことがあります。
ただし、保育料に追加して、入園料(2万円くらい)や年会費・更新料や教材費・食費などが発生することがあるので、ホームページを見たり、入園案内のパンフレットを見たり、直接聞いたりして確認しましょう。
(そうはいっても、「聞いていたより毎月10万円も多くかかるよ!」なんて事態は通常起こりません)
参考:無認可保育園の保育料について
無認可保育園の保育料は完全に自由設定です。公的資金の支援が無いので、保育料で全ての運営をまかなう必要があります。
少人数で高級感溢れるサービスをしているところは毎月10万円を超えることもあります。一方で認可保育園並みの料金だと、人件費・設備費・食材費などを恐ろしいまでにコスト削減しているということになります。
保育料関連の項目をリストアップしてみると、だいたい以下のようなものが出てきます。
- 入会金(数万円)年会費や更新費
- 毎月の保育料(数万円)
- 教材費(数千〜数万)
- 給食やおやつ
- オムツ代
- 保険料
- 遠足・イベント費用
保育料には何が含まれているのか、別払いの項目は何か、など各園に問い合わせたりして「年間幾らかかるのか」確認することをお勧めします。
次の記事が最後、その7.認可と認証は併願できるの?です。